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周りの人の幸せが自分の幸せ

川合 麻衣子
労務・助成金コンサルタント

川合 麻衣子

(2018年入社)

ブライダル業界、社労士事務所を経て、2016年より業務委託でTRIPORTへ参画。

2018年入社以降、現場で労務コンサルを担当しつつ、新入社員の教育までを手掛ける。

その後リーダーを経て、現在はアシスタントマネージャーを務めながら後輩指導、チームのマネージメントにも携わっている。

ブライダル業界で培った丁寧な接客は、社内外問わず評判が良いため、お客様からの信頼も厚い。

“ありがとう”という言葉が仕事のやりがいになる

TRIPORTに入社前はどんな仕事をしていたのですか?

初めは、新卒でウェディングプランナーとして勤務しておりました。そこで、上司に社会人としてのマナーは勿論、接客のいろはをすごく叩き込まれました。

お客様から“ありがとう”と言ってもらえる仕事にやりがいを感じていたので、接客は楽しいし、自分には向いていると感じていましたが、5年くらい勤務をした際に、細かい仕事も好きな自分に気が付きました。裏方とか、事務作業とか、その業務にも興味が出てきたんです。

でも、自分はお客様に接したい。完全に裏方ではなくて、お客様に寄り添いながらできる仕事って何かないかなと探していて、たどり着いたのが社労士業界でした。

毎日本屋さんに通って勉強もしだしたのですが、勉強よりも実務経験を積んだ方が身になると思い、社労士事務所で働くことにしました。

初めに勤務した社労士事務所では顧問を持ち、対面でのお打ち合わせや、給与計算、各種手続き関係を担当していましたね。

TRIPORTとの出会いを教えてください

社労士事務所で働いていたのですが、結婚を機に地元へ帰ることになったんです。距離的に通勤が出来ず、一度退職をすることにしました。2か月くらい専業主婦をしましたが、とても暇だったんです(笑)。自分には専業主婦は向いていないと思って、もう一度働こうと思い求人サイトで色々と調べていました。地元の社労士事務所で3社ほど面接を申し込み、1社目の面接日当日、最近ちょっと気分がすぐれないなと思って念のため検査をしたら、なんと、妊娠がわかりました!

私は妊娠していても働く気はあったのですが、先方に事情を説明したところ、やはり今回は難しいという結論に至り、いったん就職活動もストップをしました。

妊娠中とはいえ、時間は有ります。とにかく暇だったので何かしたいと思って、引き続き調べてはいました。そうした時に、TRIPORTの労務コンサルの業務委託の求人募集(※1)を見つけたんです。

完全テレワークで家で仕事が出来る、しかも好きな時間に好きなだけでいい。という記事を見て、当時は、世の中的にテレワークはまだまだ一般的ではなかったと思うのですが、嘘だろ?!こんな会社あるっ?!て思ったのを覚えています。

※1 現在では業務委託の募集はしておりません。

テレワークを始めることに不安はありましたか?

出来るかどうか正直自信がなかったです。面談の際にも、どういう感じかイメージがわかないのですが、とりあえずやってみます!という感じで業務委託を始めました。

お仕事がぽつぽつと入り始めて、業務内容も初めは分からないことだらけだったので大変でしたが、1社、2社、3社とこなしていくうちに、出来るかもしれないと思うようになりました。

自分でも色々と試行錯誤しながらどんどんこなしていって、そうしたらあれよあれよという間に多くの案件を担当させてもらえるようになりました。

働きたいと思う気持ちがあれば、その場を提供してくれる会社

妊娠中で大変ではなかったですか?

業務委託で家で仕事ができるし、自分のペースでできるのでストレスフリーで働けていました。テレワークで通勤もなく、自分の裁量で仕事ができていたので、その点は本当にありがたかったです。

その後、無事に出産を終えて、新規案件の受注をストップしていたのですが、再度お声がけをいただき、少しずつまた業務委託としてお仕事を再開することになりました。

子供を見ながら働けたので、そこも良かったと思います。

川合さんは業務委託からその後正社員になりましたが、そのきっかけはなんだったのでしょうか?

業務委託の仕事を再開して、10か月くらい経ったときに、かなりお仕事の量も受けていましたし、ほぼフルタイムで働くくらい業務をこなしていたんですね。そうなった時に、子供を保育園に預けて働きたいと思うようになりました。

運よく、希望した保育園に入れたので、じゃあそのタイミングで正社員転換しましょうとお声がけをいただいたんです。ですが、子供を保育園に入れる1か月前に、ここでもまたびっくりなことがありました。なんと、2人目の妊娠がわかったんです。

2人目の妊娠がわかって、実は一度、正社員化を辞退しました。2人目がお腹にいる状態でまたすぐ出産になる。雇用契約を結ぶと、例えば短時間でも9時~16時というように時間で縛られてしまうし、決められた時間内に成果を出さなくてはいけない。今までみたいに業務委託として空き時間に仕事をしていた方がいいのではないかと改めて思いました。

そうしたら、岡本さん(CEO)が、「TRIPORTはそういう会社を目指しているんじゃない。意欲があって、きちんと成果を出してくれるのであれば、今までみたいに中抜けしたり、勤務時間の調整をしても良い(※2)。そうやって働きたい気持ちがある人に色んな制度を活用してほしいんだ。」とおっしゃって下さったんですね。

働きたいと思う気持ちがあるなら是非、ということで、正社員になることができました。実際社員になって思うことは、言っていたことが本当だったなと感じます。

時間通り、9時~16時まで勤務して、休憩はここで取ってというようにきちんと管理する。そんなことよりも、やっていることをちゃんと見てくれて、評価してくれると感じます。

※2 TRIPORTでは様々な制度等を複合的に組み合わせることで、
社員が働きやすい環境を構築しています。

川合 麻衣子

お客様からの“ありがとう”をたくさんもらえるチーム作り

正社員になってからどのように業務や役割が変化していきましたか?

正社員になってからは、労務コンサルタントとして現場に立ちながら、今はチームの教育を担うアシスタントマネージャーをしております。どんどん新しい社員が増えていき、誰かが教育をしていかなくてはならない中、必要に迫られて、有り難いことに役職がついたという感じがあるのですが…自分の中では本当は、チームを引っ張て行ったり、教育をしていく仕事は向いていないのにという、葛藤がありました。

当時、私は現場に立って直接お客様とやり取りをすることにとてもやりがいを感じていました。誰かを指導するようなリーダー的ポジションには向いていないと思っていて、自分が担当したお客様から感謝の言葉をいただくということが嬉しくて、それを目標に仕事を頑張っていました。

一方で、誰かが後輩を育てて行かなくてはいけない。リーダーというのは、自分がお手本となり、後輩に丁寧に教えていかなくてはならない立場だと思うんです。まだまだ自分は現場に立ちお客様の生の声を聞いて学んでいきたい気持ちがあったので、リーダーのように指導していくには向いていないのになと感じていて、当時はとても悩んでいましたね。

川合さんはずっと後輩を指導する立場にいたので、そう思っていたのは意外でした!
そこから何故今のポジションになったのでしょうか?

ちょうど悩んでいた時に、会社主体で社員が適職診断を受けられる機会がありました。

その際にアドバイザーの方との面談があったのですが、診断結果を元に面談した際に、「あなたはリーダーやマネージャーとして、後輩を面倒見てやっていくタイプなので、今のまま安心して業務に取り組んでください」と言われたんです。

私の気持ちと相反することを言われ、正直驚きました。実は自分は誰かを指導したり引っ張たりするリーダー気質ではないと思っているのですという話しを、改めてアドバイザーの方にしましたが、「いやいや違うんだよ、自分が自分がというのはもう終わりにしなさい」と言われて(笑)

「自分がお客様から“ありがとう”をもらう喜びがほしいからあなたやっているんでしょ?それを、後輩を育ててその人が “ありがとう”って言われたときに、あなたがそれを喜べるようなチームにしなさい」って言われたんです。

その時にはっと気が付いて、確かに、自分は “ありがとう”って直接言われるのがとても好きなので、それが醍醐味で今まで仕事をしていたのですが、チーム内のメンバーを教えて、その人がお客様から “ありがとう”って言われたら、その方が何倍も嬉しいなっていうことに気づかされたんです。

その時から自分の感覚が変わって、後輩たちをどんどん育てて行って、その人たちが “ありがとう”ってお客様から言われるようにしっかりと教育していこうと考え方が変わりました。そういう流れの中で、必死にやってきたところ現在のアシスタントマネージャーに行きついたんだと思います。

自分の中の葛藤とアドバイスと意識の変化があって、継続していったら自然にたどり着いたという感じですね。

雑談力で信頼関係を築き、お客様の本当のニーズを引き出す

テレワークだとお客様と対面で会う機会がないと思います。なかなか信頼関係を構築するのは難しいのではと思いますが、
どうやってお客様と信頼関係を築いているんでしょうか?

コミュニケーションを大事にしています。その中でも特に雑談力です。

電話でも、チャットでも、リモート会議でも、心掛けているのは、業務だけの話だけではなく、些細なことです。例えば「社長さん、今日天気いいですね」とか、「北海道ですけど、雪大丈夫ですか?」など、どうでもいい雑談を必ず入れるようにしています。

このような雑談を入れると、話しがとても広がるんですね。そうやって広がったときに、この社長さんどういう人なんだろうっと知ることができて、その雑談の中で、この社長さんがやりたいこととか悩んでいることとか、自然と向こうから話してくれるようになるんです。その積み重ねで、自然と信頼関係が築けていけるので、なにかあったら川合さんに言おうという自然現象が生まれるんですよね。

あとは、顔が見えない分、相談してくれた時には、なるべく早くレスポンスを返すとか、出来るだけ早くお客様に回答をして信頼関係を築いて行っています。

コンサルティングをする上で一番気を付けていることは何ですか?

一方的に決めつけないということです。

お客様のニーズが本当はなんなのか、きちんと引き出して、キャッチするようにしています。例えば、法律でこう決まっているので、こうです。というような回答をお客様にしてしまうと、それってロボットと同じだと思うんです。

「こういう法律があるんだけれど、社長さんはどうしたいですか?」って逆に聞き出すことを徹底しています。そこでお客様の本当に求めていることがわかると思うし、実現が難しいことでもしっかりとお客様と向き合うことができるので、一方的に答えを決めつけず、一緒にどうしていくのが良いのかを考えて導いていくことが、コンサルティングで一番気を付けていることですね。

助成金の申請経験がないというところから、今は第一線で活躍しています。その原動力はどこからくるのでしょうか?

当時、私は労務整備を行う担当者としてお客様の労務コンサルをしていて、助成金申請は担当していませんでした。助成金のことを扱う会社なのに、自分が助成金申請の経験がなくて、知らないということが嫌だったんです。誰かに教えたい気持ちがあっても、自分の実務の力がなければ、誰もついてこないじゃないですか。なので、一から勉強するために、助成金申請を担当する部署に異動を願い出ました。

異動後、助成金を一から勉強させていただき、今ではさらに自信を持ってお客様対応や後輩の指導が出来ています。原動力になっているとしたら、「お客様からの“ありがとう”をたくさんもらえるチーム作りをしたかった」という想いの強さがあったからですね。

川合 麻衣子

お互いに高めあえる環境、現状維持がない、それが魅力

TRIPORTだからできるサービスの魅力ってなんだと思いますか?

士業界の中で言うと、TRIPORTは対応範囲が広いので、できないことが少ないというのが魅力になっていると思います。世の中の社労士事務所って決められたルーティン業務はスペシャリストだと思うのですが、それ以外には弱いと感じています。例えば、助成金や補助金申請、就業規則の改定変更もそうなんですよね。ルーティン業務に入っていないものは避ける傾向があると思います。

ただ、TRIPORTってそこをメインで対応していますよね。対応範囲が広いので、できないことがありません。TRIPORTには色々な知識や経験を持った仲間が沢山いるので、お互いに高め合えるしそれも魅力だと思います。自分が知らないことがあると、勿論自分でも勉強しますが、仲間が丁寧に教えてくれて、気が付いたらスキルが伸びているんです。現状維持がない、伸びていくしかないっていう環境ですね。

ルーティン業務しかしない環境よりも、どんどんレベルアップができる環境は魅力的だと思いますよ。

どんな人と一緒に働きたいですか?

一緒に働いていて気持ちの良い人は向上心のある人ですね。

何か困難に直面した際に、そこで止まるか進むか2つの道があると思うのですが、ここでいいやと終わる人と、壁をぶち破って突き抜ける人がいたとしたら、やっぱり後者の方が一緒に仕事をしていて面白いと思うんです。向上心があり、学び続けられる人とはお互いを高めあえて良い相乗効果が生まれると思います。実際、私自身がこの環境で働いていて、とても成長出来たと思っています。

なので、ただ働いた時間の分だけお金がほしいという人は、TRIPORTに向いていないと思います。自己成長し、学び続けられる人が今のTRIPORTに集まってきていますし、伸びていかなければ置いて行かれますしね(笑)

学び続けるのが好きな人、「もう歳だから~」とかではなく、何歳でもすっごくやる気があって、向上心があったら、とても魅力を感じます。そういう人は、何歳になっても来てください!って思いますね。

川合さんの人生のテーマを教えてください

周りの人の幸せが自分の幸せ。ですかね。

私の人生を振り返ったときに、結局やりたいことって人助けなんですよね。人とか動物とか、困っている人を守りたいということがテーマにあるんです。

だから、コンサルティングのお仕事にも繋がっていると思いますし、後輩を育てていく教育という面でも、困っている人をほっておけないというところがあるのかもしれないです。子供が喜ぶ顔を見ると親が幸せになるような感じで、それが、対お客様、対社員にもだし、私の周りが喜んでいると自分も嬉しいと本当に心から思います。

自分の周りを幸せにしたら、それが自分にも返ってくる。それが私の人生のテーマかなと思います。

オフタイムの過ごし方

家族と過ごしています。

子供と必ず出かけていて、山、海、遊園地などとにかく外出しています。ずっと外に出ているので、案外自分の休息がないのですが、家族の笑顔が見れたら私自身も幸せな気分になるので、それがリフレッシュになっています。こういうところが、周りの幸せが私の幸せにもなっているのかなと感じます。

川合 麻衣子

※ インタビュー内容は取材時点のものです。

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